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【矛盾】約半数が「もやしは安すぎて農家がかわいそう」と回答も、一方で7割近くが「一袋○○円を超えたら買わない」

約半数の人が「もやしは安すぎて農家がかわいそうになる」と回答した一方で、もやしの値段が50円を超えたら買わない人が約7割を占めた。

2022/10/31
robamimi編集部

燃料や資源価格の高騰や、進む円安が原因で物価の上昇が止まらない今日この頃。

暮らしに身近な食品も値上げが相次ぎ、家庭の食卓にも大きな影響が及ぼされています。

そんな物価上昇の中でも、価格の優等生であるもやしは家計の心強い味方ですよね。

そこでロバ耳編集部では以下のようなアンケートを実施しました。

もやしは安すぎて農家がかわいそうになる

そう思う 15.5 %

ややそう思う 34.2 %

あまりそう思わない 29.7%

そう思わない 20.6%

「そう思う」「ややそう思う」と回答した人が合計49.7%で約半数近い人が「もやしは安すぎて農家がかわいそうになる」と感じていることがわかりました。

もやし一袋の値段について、あなたの考えに最も近いものをお選びください

 

20円以上なら買わない 15.0 %

30円以上なら買わない 16.7 %

40円以上なら買わない 14.8 %

50円以上なら買わない 23.2 %

60円以上なら買わない 7.6 %

70円以上なら買わない 2.2 %

80円以上なら買わない 2.6 %

90円以上なら買わない 1.5 %

100円以上なら買わない 7.9 %

100円以上でも買う 8.6 %

20円以上〜50円以上と回答した人たちの割合を合計すると69.7%で、約7割近い人が「もやし一袋の値段が50円以上なら買わない」と回答する結果になりました。

それぞれの意見を見てみましょう。

もやしは安すぎて農家がかわいそうになると思う:「そう思う」派

利益が出るのか不思議ではある(50代男性)

店頭価格が30円前後の商品など他にないし、正当な対価ではないと考える。倍でも買うときは買う(60代男性)

適正価格ではないと、ニュースで見たことがある。スーパーなどが高く仕入れているなら問題がないと思う。薄利多売で(50代女性)

一般的な一次産業としての農業製品ではなく、工場内作業のような環境で天候に左右されないので比較的安価に販売されてきたが、大手スーパーを始めとする小売業者が仕入れ価格を抑えるために生産者に無理強いしているケースはかなりあると思う(70代男性)

あまりに安い物を(19円)見かけると、心配になる。もやしに限らず、相応のお値段で売ってくれれば問題ない(40代女性)

利益があるのか、採算はとれているのか心配、という声がもっとも多くあがりました。

次いで、ニュースなどのテレビ番組で適正価格ではないとみた、という声も多く見受けられました。

また、最近の物価高騰で原材料費や光熱費、水道料金も上昇しているから心配、という声もあがりました。

もやしは、土で育てる一般的な野菜とは異なり、水だけで栽培する工場野菜です。

1袋(200g)30円前後で販売されることが多いですが、安い野菜として売られるようになっていったことにおいては、日本の経済状況の影響を大きく受けたことが原因だといわれています。

日本の長引くデフレによって、もやしはどんどん安値で売られるようになったそうですが、それはもやしが小売店にとって扱いやすい商品であったことが影響しています。

もやしは、成長時に太陽光や土を必要とせず、工場で発芽してから10日ほどで出荷できるため、小売店が仕入れや販売時期の目処を立てやすい商品として、もやしを重宝するようになりました。

もやしの価格においては、小売店がお客さんを喜ばせるためにした採算度外視の値付けがベースになってしまい、消費者が認識している適正価格はただのバイアスでしかなく、もやし生産者が窮状を訴えているのが現実なのです。

もやしが「価格の優等生」と呼ばれる裏側には、こんな悲劇があったんですね。

工業組合もやし生産者協会理事長によると、生産にかかるコストを総合的に考慮した場合、2022年5月時点でのもやしの販売価格としては1袋40円前後が適切とのことです。

5月以降物価はますます上昇していますので、現在の適正価格としては40円以上である可能性が高いのではないでしょうか。

もやしは安すぎて農家がかわいそうになると思う:「そう思わない」派

農家は採算が取れるように栽培していると思うから(50代男性)

消費者が生産者のことを考えていたら、食費がかさんで仕方ない(30代男性)

消費者として全くそう思いません。安ければ安いほどよいです。安すぎて農家さんが困るのなら、生産コストを減らす画期的な方法などをJAや農家さんなどが考えればよいことだと思います(50代男性)

水耕栽培で生産業者が年中作れるものなので安くなるのは道理だから(40代男性)

もやしは適正価格で販売されているだろうからそう思わない、という声がもっとも多くあがりました。

とはいえ、前述のとおりもやしの適正価格は40円だといわれています。

中には、もやしが水だけで育てられることや天候に左右されないという特徴をあげる人も見受けられました。

次いで、消費者としては安ければ安いほど助かる、という声が多くあがりました。

もやし一袋の値段が50円以上なら買わない派

いつも安く買っているので。もやしを入れなくても野菜炒めなど作れるから、もやしがなければ出来ない料理は別にない(70代女性)

炒め物などしか使えないから。水分が多く、おひたしにすると半分以下になり、ボリュームがなくなる。さらに保存すると水がでてきて、以外と使いにくい。葉物野菜のように水が出なくて、保存しやすいならもうちょっと高くてもいい(50代女性)

他の野菜が値上がりして、もやしは救世主的存在。今、28円、店によっては38円。税込みで50円以上になったら買えない(50代女性)

もやしにはそんなにお金をかけたくない。栄養価も高くなさそうだし,価格が高いなら他の物を買う(40代男性)

野菜の中でも1番安いイメージがあり、使わなければすぐに傷むため高価なものは買わない(60代男性)

もやしは安い野菜だと認識しているから、という声がもっとも多くあがりました。

次いで、もやしが安くなければ他の野菜を選ぶ、という声も多く見受けられました。

中には、もやしが水分をたくさん含んでいる点やすぐに傷んでしまう、もやしは栄養価が高くないということを理由にあげる声も。

たしかにもやしは水分を多く含んでおり、加熱すればするほど水分が外へ出てしまう特徴があります。水分が多いことと、もやしが豆から発芽した新芽であるため、もやしは傷みやすいともいえます。

もやしはカリウム、カルシウム、ビタミンB群、ビタミンCなどが含まれているため、体にいい栄養素が含まれています。特に豆付きの大豆もやしには、ほかのもやしの2倍以上の栄養素が含まれているそうです。

もやし一袋の値段が50円以上でも買う派

もやしは豆もやしに限りますが、美味しいので100円以上でも買います(60代女性)

もやしの根はおいしくないので、手で切って使っている。根切りもやしなら、少々高くても買う(70代女性)

今までのもやしの値段があまりにも安すぎるからです。作る業者が気の毒です。最近値が上がって来て良かったと思ってます(60代男性)

他の食材とのバランスで。もやしは安さだけが理由で買っているわけではなく、他の野菜で代用できない味や食感があると思う(50代女性)

もやしは安い物だと思っていたが、最近値上げラッシュが続いているので、多少の値上げは仕方ないと思う(70代女性)

もやしの今の価格は安すぎる、という声がもっとも多くあがりました。

中には、最近食品の値上げが続いていることを理由にする人も。

次いで、普段根切りもやしや豆付きの大豆もやしを購入しているため、50円以上でも高いとは思わない、という声も多くあがりました。

もやし自体が好きなので、金額は気にしないという声も少数ながら見受けられました。

 

いかがでしたか。

もやしの値段が安すぎて農家がかわいそうと思う人が半数近くを占めている一方で、もやしは50円を超えたら買わない人が7割という、値段との矛盾が浮き彫りになりました。

食品の値上げは家計にとっては痛手ではありますが、これからも価格の優等生であるもやしの生産を続けてもらうためにも、そのときの状況に見合った適正な価格で販売されることが大切なのではないでしょうか。

■調査概要

調査期間:2022/10/01〜2022/10/03 調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の男女 モニター提供元:株式会社ドゥ・ハウス/myアンケートlight
調査人数:922名

 

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