「全国食支援活動協力会」について
全国各地で食支援活動を展開する市民活動団体のサポート・産官学民のネットワーク推進を行っています。活動を通じてあらゆる世代の豊かな食環境の整備・豊かな地域福祉社会づくりをめざしています。
大阪での食支援活動の様子
全国食支援活動協力会の平野様にお話を伺いました。
私たちは、全国の食支援活動団体をつなげ、より良い形で活動の輪が拡がっていくよう活動しています。「食べる」という生きる上での基本を通じて皆が助け合うことで、子どもから大人まで皆が安心できる、そんなコミュニティを拡げるお手伝いをする団体です。
―活動の一つとして、2019年4月には「こども食堂サポートセンター」を開設されたのですね。
はい。こども食堂は子どもたちが安心してご飯が食べられ、またさまざまな地域の人たちが善意を持ち寄り、つながることができる居場所です。子どもたちが未来に希望を持って育つことを応援したい、という理念を共有しています。
こども食堂支援活動について詳しく知りたい方は、こちら
にながわふれあいこども食堂の様子
こども食堂の取り組みがよりよいかたちで全国に広がっていくことを目指して、例えばこのような支援に取り組んでいます。
- ●衛生管理、食育、子どものケアや関わり方など、こども食堂の運営にかかわるノウハウの発信
- ●助成、寄付の情報や活動地域の関連機関の紹介
- ●個別の相談を適切な機関につなぐ窓口機能
- ●「こども食堂月間」の開催(毎年12月)
実際に支援をしていると、ひとり親世帯、家計がひっ迫していて親子で困窮している世帯など、困難な状況を目の当たりにすることもあります。全国各地、今支援が届いていないところにも届けられるように、幅広い団体と連携しながら運営をサポートしていきます。
「食でつながるフェスタおおさか」の様子
―モラタメ会員にメッセージをお願いします。
どのような問題が起きても、ごはんがしっかり食べられる場所がある、安心感があることで、人は毎日を前向きに生きていくことができる、私たちはそう考えています。
食べ物を必要としている場所に、的確に食料を届けるネットワークを作るには、多くの支援が必要です。でも、いちど完成させられれば、水道管のように長期に持続可能なものになっていきます。
ぜひ、私たちの活動を知って、応援していただけたら嬉しいです。
フードパントリーの様子
全国食支援活動協力会の活動について詳しく知りたい方は、こちら